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約束通り、大事なこと2

大事なことでなぜリーマン予想やらゴールドバッハ予想やらの話が出たかということの謎を明かそう。

科学の言葉である数学さえ、未だに証明されていない難問があるということである。

ある程度のことは科学的に正しい、そうではないという判断はできる。

だが、科学の前提は修正すべき事実が出てきたら新たに仮説を立てて実験し検証する必要があるということである。

科学万能主義は本当の危機において科学無能主義になるのである。

そもそも、私たちの世界は教科書や計算ドリルのように正解があるような単純な世界ではない。

人の感情は計算できないと言ったアイザック・ニュートンこそ、複雑系の発見者である。

ニュートンは南海泡沫バブル事件で損失を被ったとされている。そのときの発言が天体の計算はいくらでもできるが人の狂気は計算できないだった。

人間は複雑性の塊である。

アドラーならば、コンプレックス云々と言い出すかもしれないがこのことは別の機会にしよう。

科学は万能でも無能でもない。大事なことは可能領域と不可能領域をしっかり認識することだ。

科学や数学に携わるならば、カバラ錬金術、見えない学院のことを真剣に学んでみることだ。

現代科学の嚆矢と思われるアイデアばかりである。

ピタゴラスの定理で名前が知られるピタゴラスは神秘家でもある。

神秘に揺さぶられない科学者は科学者ではない。

視野狭窄化した現代の分野細分化主義の下ではカバラは宗教研究に分類されるだろうし、錬金術や見えない学院は歴史と化学に分類されるだろう。

最先端の研究は確かに心躍るが、同時に神秘な古代中世の研究はロマンを感じる。

そして、科学者と名乗り、かつ錬金術というものは科学の科の字も条件を満たさないと主張するのであれば現代の錬金術原発金融工学に対してもはっきり科学の間違いを証明すべきである。

それらを止めれば国がジリ貧になるというのなら、それはバブルである。原発バブル、金融バブルである。

バブルはいつか必ず弾ける運命にある。

原発バブルは福島原発事故前にも東海村での事故があった。プルサーマルだか何だか詳しいことは知らないがゴミ箱がないのに原発を推進するという意味が分からないことが起きていた。

人々は原発は絶対安全で人々に恩恵しかもたらさない黄金のように主張する原発推進派の言うことを暗愚に信じていた。

原発は危険であると主張した人々は最悪、社会的に抹殺されていく。

リスクは恩恵が大きければ大きい分、何らかのハプニングで大損害を被る可能性があることを意味する。

当時の科学者の中には原発を推進するにはリスクが高いと考えた人たちもいた。研究費という制約で推進する側になる人たちもいた。

はっきり言うが、恩恵だけを語り大損害の可能性を語らない科学者は錬金術師と同じである。

本当の錬金術師は現実の黄金よりも精神の黄金を求めるから、大損害を強調するだろう。

人々が詳しくない人々が無垢に信じて損害を被ることを一番腹立たしいことと考える。

科学者の無責任はアウシュビッツの愚行以上に罪深いことだ。

科学の恩恵を受ける私たちは、同時にリスクも引き受けている現実を直視しなければならない。

大事なことは、おいしい話には裏があるということだ。

みんなのため。そのみんなはどこからどこまでの範囲のみんなだろうか?

自分のため。自分とはどこから来て、どこへ行くのか?

大事なことは、世界に絶対も正解もなく、ただ結果から原因を考えることでしか誤りは反省できないということである。

原因があり、結果が、その結果が次の原因、そして新たな結果が、さらに原因がと永劫回帰していくのが現実である。

どこかで何らかの歪みがたまれば、地震が起きたり、株式市場であればバブルになったり崩壊したりする。

そして、私たちは反省し改善して次に備えるが、その備えが新たな歪みを生み出し新たな問題が生じる。

世界は多変量、多変数、複雑系であり、コルモゴロフ、伊藤清マルコフ過程ランダムウォークである。

現在から未来を見通すには不確定性原理と不確実性、不可能性定理が教訓になるだろう。

世界は線形ではない。ユークリッド幾何学ではない。

世界は非線形であり、非ユークリッド幾何学である。