読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

昨日は九州五行歌会でした。

参加された皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。

最近としてはややコンパクトめの、13人の参加。

でもその分、一首一首ごとの歌に寄せられるコメントは多めで濃いめになったかな

という感じ。

それにしても。

毎回云ってるような気がするが

本当に選歌と配点が難しい難しい。

毎回「今回が今までで一番悩んだんじゃないか」と

思っている気がする。

季節柄もあってか、四首が花に関連する歌。

それも含めて、いつもながらに個性豊か。

そしてコメントも、あらわしたいことをうまく伝えるための

言葉の選び方や、ニュアンスにふさわしい漢字の使い分けなど

時に笑いも交えながら、充実していて楽しかった。

歌会の後、一部メンバーは場所を変えてお茶を飲んだ。

そのお茶への道すがらふたたびの恵姐さんから

嬉しい話を聞いた。

かつての「五行歌新聞」にあった「五行歌人リレー」のコーナーで

私は当時「五行歌」誌に所属していらっしゃったNG氏にバトンを回したのだった。

NG氏の、ちょっと他の人にはない独特の映画的な作風が好きだったので

そういうコメントと共に。

ふたたびの恵姐さんによると、NG氏はそれをとても嬉しく思って

覚えてくれているのだとのこと。

私も、そのバトンをもらったのが故NK氏からで

私はNK氏のひそかなファンだったので

そのNK氏からコメントと共にバトンをもらったのが嬉しくて

そしてその嬉しいバトンを、やはりファンだったNG氏に回したことは

覚えていた。

でもNG氏の方もそんなふうに覚えていてくれたとは。

*******

私の今回の歌。二席をいただいた。

 境界線から

 あふれそうであふれない

 欲望

 そのぎりぎりのきわどさの

 輝き

全然具体的なことを書いてない歌なので

点は入りにくいんじゃないかなと思いながら出したら

二席でびっくりした。

具体性はないなりに、内容的に普遍性があったということみたい。

二、四行が長くてひらがな、三、五行を短く締めている

というところも評価していただいたけれど

そこは狙ったというより、書いていったら自然とそうなったという感じで。

結果的に「あふれそうであふれない」を字面的にも表現している感じになったのかしら

と思った。

いろいろと嬉しいコメントをいただけた。

発想元はまいどおなじみ羽生くん。

こないだの四大陸選手権のときに

ショートプログラムでミスがあって三位になり

逆転にはフリーでよい演技をすることが必要だった。

しかしフリーの途中でも、ジャンプミスをしてしまうのだが

そこからのリカバリがあまりに印象的だったのでそのへんからできた歌。

負けず嫌いな彼は「勝ちたい」という欲望のために

練習でもシミュレーションしたことのないジャンプ構成の変更パターンを

本番でやってのけ、しかもそれらを成功させる。

ジャンプの回数には細かいルールがあって

それらに違反すると点がとれなかったりするのだが

そのルール内にはきっちりと納めながら

臨機応変に構成変更をして

結果として上位に対して凄まじい追い上げを見せることになる。

そのへんから具体性をざっくりそぎ落とすと上記の歌になるわけである。

もちろん私としては、具体性がない分

読み手の方それぞれに受けとっていただければ、と思っている。

しかし、私の羽生くんに対する欲望というかファン心理には

境界線がなくて困っている。

まあ、もちろんマナーとかルールとかは守るけれど。

あと、体力気力経済力があまりないので残念ながらそこで必然的に歯止めがかかるけれど。ははは。