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タルデンヌ兄弟

23日、身過ぎ世過ぎが早く終ったので映画、なれど日曜なのでアカデミーは使えず。

で、新宿武蔵野館で、「午後8時の訪問者」。

ベルギーのタルデンヌ兄弟監督作。

ブレッソン作品の如く音楽や余計な装飾は廃しし、淡々と物語は進行していく。それでいて、最初から緊張感に満ちていて一瞬たりとも目が離せない。

診療時間の終った後のドアベルを無視した女医が、その直後、ベルを押した女が死体で見つかったのを知り、罪悪感から、移民らしい彼女の身元を調べ始める。

そこから浮かび上がる社会的諸問題。同時に診療所に通う患者達の描写も含めての人間模様。

決して完全ではない主人公の成長劇にもなっている居心地の好さに救われる。