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危機一髪の日

買い物に出かけた

そのとき、2車線の一般道路を、私は追い越し車線を走っていた。

走行車線には、私から車1台分前を赤い車が走っていた。

その赤い車が、とつぜん私の方へハンドルを切ってブレーキをかけた

「どうしたんだー」と思い、私も急いでブレーキを踏んだ

すると、なんとなんと、赤い車の前から、80過ぎの爺が自転車に乗って出てきた

じっと見てると、わがもの顔で横断している。そこは横断歩道ではないのに……

これで跳ね飛ばしてもしたら、車が悪いことになるのだ。

私も爺だけど、本当に迷惑な爺だ

その場所から1キロほど走ると、信号のある交差点にきた

信号の手前で見ても、信号は青なのだ。

だから、横断することはできない。

それなのに、ああそれなのに、またまた80過ぎの爺が自転車に乗って出てきた

ちょっとはにかんだ風に、手を上げてあやまるように渡っていった

「な、なんなんだよ。一歩間違えば死んじゃうんだぞー」

自分が渡れば、車は全て停まると思っているんだろうか

大型店で買い物をして、車を走らせた。

ちょっと走ったところで、80過ぎの爺が全く横を見ずに車の陰から歩いてきた

私はあわててブレーキをかけて、クラクションを鳴らした

それなのに知らん顔して、フラリフラリと歩いて行く。

今日は、なんていう日なんだ。

私の運転が悪いのか、今日という日が悪いのか。危機一髪の日だった

停まることをしないで、とにかく前へ前へと進むだけだ

もしかしたら、みんなイノシシ生まれなのかなー。

私は70歳で、80歳まではあと10年ほどだ。

80歳の壁ってあるんだろうか

頭では昔のイメージが残ってるけど、体力が低下して3、4歳程度になっているんだろうな

歳を1歳とれば、体力が2歳低下し、歳が2歳とれば、体力は倍々ではなく、

2乗、3乗と比例していくんだろうなー

これは経験して見なければわからないことだ。

よーし、80歳まで生きて、試してみるぞー